ブログトップ

Time's Arrow

twentytwo.exblog.jp

1年の計

新年あけましておめでとうございます。

1年というのはあっというまに過ぎてしまうもので、
うだうだとしていると築けばもう暮れだねということで、
なんとなくの計画でも良いので立てておかねばと思うのです。

1年の計といってもぼんやりしたもので、
毎日の目の前のことをしっかりと頑張ればよいと思っておりますが、
二つぐらい頭に浮かんだことを書いておきたいと思います。

ことしは、

1. に宇宙、2に落語を考えたいと思うのです。

1. 宇宙は、これから人類がもつ夢として大事なことだと思うのです。
人間は常に進化する必要があり、新しいものを切り開いていくことが、
DNAに刻まれた業のようなものです。それを、あまり細かいことにとらわれずに、
もう少ししっかりと見定めてみたいと思うのです。

2.落語については、唐突ですが、最近とても興味を持っています。ちょうど年末にも「赤めだか」のドラマがあり、興味深くみました。立川談志の話として、こんな話がありました。

以下引用

「あのネ、君達にはわからんだろうが落語って言うのは他の芸能とは全く異質のものなんだ。どんな芸能でも成せば成るというのがテーマなんだな。一生懸命努力すれば必ず最後はむくわれますよとね。
 忠臣蔵は四十七士が敵を討ちに行って、主君の無念を晴らす物語だよな。普通は四十七士がどんな苦労をしたか、それに耐え努力した結果、仇を討ったという美談で、当然四十七士がスポットライトを浴びるわけだ。
でもね、赤穂藩には家来が三百人近くいたんだけど、そのうち四十七人しか敵討ちに行かず、残りの二百五十三人は逃げちゃったんだ。まさかうまくいくわけがないと思っていた敵討ちが成功したんだから拍手喝采だよな。そのあとで皆切腹したが、遺族は敬愛され親切にもされただろう。逃げちゃった奴等はどんなに悪く云われたか考えてごらん。理由の如何を問わずつらい思いをしたはずだ。
 落語はね、この逃げちゃった奴等が主人公なんだ。人間は寝ちゃいけない状況でも、眠きゃ寝る。酒を飲んじゃいけない状況でも、つい飲んじゃう。夏休みの宿題は計画的にやった方が楽だとわかっていても、そうはいかない。八月末になって家族中が慌てだす。それを認めてやるのが落語だ。
 客席にいる周りの大人をよく見てみろ。昼間からこんなところで油を売ってるなんてロクなもんじゃねェヨ。でもな努力して皆えらくなるんなら誰も苦労はしない。努力したけど偉くならないから寄席に来ているんだ。”落語とは人間の業の肯定である”。よく覚えときな。教師なんてほとんど馬鹿なんだからこんな事は教えねェだろう。
嫌なことがあったら、たまには落語を聞きに来いや。あんまり聴きすぎると無気力な大人になっちまうからそれも気をつけな」


人が生きて社会をつくる。落語は事実を直視して、それを素直に表現することによって、うまくは言えませんが、人と人のつながりをもっと幅広く描いているようです。何か、寛容という言葉だったり、平等という言葉だったり、そんな言葉で表現できるでしょうか?なんとも幅広いものを感じます。

科学や教育に携わるものとして、夢を掲げ、そこに一生懸命取り組む姿勢を示す一方で、人間の業についてももっと考える必要があると感じたことを一つの課題として今年は行いたいと思うのです。

おわり
[PR]
by faceless_masses | 2016-01-03 12:33 | 思想
<< 神々の国における原子爆弾 狭い世界-広げよ未来 >>